能登草木の染研究室・通信Vol.5

2000年  9月  3日   発 行

新 谷 工 芸 ・  新 谷 幸 子

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木綿布を濃く染める!

草木染めの中で最も人気のあるものの一つに『藍の生葉染め』があります。

蓼藍を栽培し、7月から9月にかけての藍の生葉を使って絹や木綿を染めます。
晴れた日に葉を摘み取り短時間で作業をします。絹にターキィズブルー、木綿に藍色を染めますが4〜5回重ねを限度にし、それ以上染め重ねても濃い色にはなりません。「すくも」やインド藍を薄めて染めた色の堅牢度が低いため、水色から中濃度の藍色は生葉染めが好まれま
す。


作 業 工 程

1:藍の生葉を摘む

2:重量を計り水洗い

3:ミキサーで細粉

4:布で漉す

5:藍液に浸す

6:発色・水にさらす

7:藍液に浸す

8:発色・水にさらす

9:中性洗剤で洗う

10:酸通しをする

11:陽に干して乾燥

2000年9月3日

 

※絹は繊維に汚れが付いていると染めムラが出やすいので取り扱いは、ていねいに。さび、たんぱく質、油脂分、血などは特に注意が必要。

※布漉しをした藍液だけで染める場合や、藍の葉を塩揉みして染める場合もあるが、これらの方法で染めると木綿はきわめて薄い色しか染まらない。

※染と酸化を1工程として繰り返すが4,5回が限度で、それ以上くりかえしても濃くならない。

※藍の葉を冷凍保存して使用することも可能だが、やや薄めで少しくすんだ感じに染まる。

2003年8月修正

染色見本

絹にはターコイズブルー

今回の木綿染め色

従来の木綿染め色


▲2000年9月3日

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2010年7月 藍の葉の摘み取り

ミキサーで細かくして藍染め液を搾る

染め上げてアイロンをかける

気持ちよい色が風に揺れる

 藍の生葉染め教室  こちら 2013年は9月中旬まで

お知らせ

※「藍の生葉染め」「草木染め」に関して悪質な盗用が多いため、染色方法および技法のHP上の公開を中止いたします。

予約制の体験教室は行っています。ご希望の方は、新谷工芸(0768-57-1189)までご連絡ください。

本名、連絡先、電話番号を明記できる方のみ、質問を受け付けています。

盗用ページの例です

草木染め教室のメンバーから「盗用ページ」の報告があり、確認の上「これ以上悪質な盗用を続けると、貴方のサイトを公表します」とメールを送付しました。翌日このページは削除されましたが、謝罪の一言も無いままでした。謝罪する人間ならば盗作はしないでしょう。私も謝罪メールがあれば善人ぶったまま終わろうと思ったのですが、やはり悪意を持った盗用だったと判断し、ここは一つ大人気無い態度をもって(^^)発表することにします。(アドレスは公表しませんが・・・読めます?)

赤線の部分がこのページからの画像と文章の盗用 他の写真も別のサイトからの盗用でした。盗用サイトの制作は50歳代の女性と思われますが、この関係者は草木染めの営業を行なっているようです。盗用して営業するというのは残念ですね。

仕事などで、やっぱり『木綿を濃く染めたい』という方は、住所、氏名、電話番号を明記してメールでご連絡を。 メールはnotonote2AAAyahoo.co.jp。AAAを@に変更して、必ず本名を名乗ってください。

藍の生葉染め体験教室

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