ローケツ草木染 茶谷訪恵書道教室の皆さんの書き初め 2001年1月2日 石川県能都町鵜川の茶谷訪恵先生と3名の門下生の方が、能登草木の染め研究室アトリエにてローケツの「書き初め」を行いました。木綿布の上に80度ほどに溶けたローで書かれた文字は、地色をゴバイシやクルミの液で濃く染められます。その後10日間程風通しの良い所で酸化、ロー落とし、蒸しで色を定着させ湯のしが行われ完成です。 |
木枠に張った布の上に ローで書く |
ローが冷めない間に書く |
|
実は、紙の上に墨で書くのとは感触が違います。一般的にはローに慣れて、文字や絵を自由に描くことが出来るのには熟練を要するのです。しかし、書道教室の皆さんは、筆さばきがスムーズです。当然と言えば当然なのですが。 そばで見ていた能登の手は、あまりに筆のスピードが速いので、もっとゆっくりローを乗せてくださいと、御願いし続けていました。 |
||
|
|
工 程 布を木枠に張る 青花で仕上がり寸法を採る ローで書く ふのり地入れをする 染める 媒染をする 乾燥後、ロー落とし 蒸し 水洗い 湯のしをして完成 お詫び 写真はコントラストが強くて、ロー書きの部分が白く写りすぎています。実際の作品は、染料が染みこんだ部分の変化があって、もっと魅力的です。 また、作品には落款が押されていません。私の所では作業がこの段階で終わってしまうからです。 このあと、裏打ちをして落款を押し、額装されて展示されました。 茶谷訪恵書道教室の、茶谷先生はじめ門下生の皆さん、ありがとうございました。不都合な部分がありましたら、お知らせ下さい。 |
|
|
無断使用、転用を禁じます
0706 Copyright(C)2000- NotoNote All rights reserved.