日本海側最長70km

南向きの海から七尾湾へ

七尾湾岸の魅力を探る

 能登半島の冬を象徴する言葉に「厳しい北の海」「鉛色の空」「荒れる日本海」などがあります。テレビなどでも「波の花」や北西の風と雪を防ぐための「間垣」、「吹雪の海岸線」が映し出されます。
 確かに北緯37度、冬の能登半島は厳しい寒さの中にあります。それを表すには、荒れ狂う日本海の波を扱うのがぴったりです。

 しかし能登の海には外浦と内浦の二つの顔があります。冬のイメージそのものの外浦に対して内浦の海は穏やかなことが多いのです。特に七尾湾岸の「内海」地域一帯は温暖で魅力があります。冬のある日、その魅力を確かめるために車を走らせました。

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