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2001年6月 草木染講習会
2001年6月9日・10日『能登草木の染め研究室』の草木染講習会レポート。 2日間の草木染講習会にはキャンセルと飛び入りとで【絞りコース】9名【ローケツコース】8名、最終的には合計17名の参加になった。(レポート:能登の手) 能登へようこそ 早速講習会開始
【絞り染めコース】は、きっちりとした絞りと括りの方法。染め重ねとホドキの色の説明。そしてムラなく濃い色を染める実技。糸入れの方法、絞り上げる堅さ等草木染は染めの工程が多いので、しっかりとした作業を積み重ねていく。公民館の草木染教室メンバーも助っ人に来てくれた! 【ローケツコース】はロー描き。ローの乗せ方で模様に濃淡をつける。刷毛でゴバイシを染める。初めての体験!という方が殆ど。ローの調合は工房によって、その種類と割合が違う。ロー経験のある参加者から「ココのローは描きやすい」と言って貰った。そして草木染に使う刷毛は、毛を締める部分に金属の使ってない刷毛を選びましょう!
午後5時半。少し早めに終わった絞りコースの皆さんがローケツコースを見学に。アトリエはローケツ作品16枚と総勢19名の人間でいっぱいになった。 午後6時。講習を終えた参加者は富山湾に面した南向きの海岸線を車で、あるいは徒歩で、塩の香りを感じながら民宿へ。
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能登の味覚を味わって「賑やかに染め談義」
旅の宿「漁り火の湯」の温泉で、1日の疲れを解きほぐし大広間で夕食。食事を終えてから草木染のフリートークを始める筈が、食事中から盛り上がって賑やか。 新鮮な鯛、鯵、イカ、カレイ、それに山の幸もあり、沢山のごちそうと少しばかりのアルコールが入って話が弾む。 柿渋談義 |
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時には話に熱中し、時には食べることにも集中 |
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![]() 一閑張りの作品やパシミア、和紙の染め作品まで登場。輪になって話が盛り上がる。柿渋の人気もなかなかのも。 成る程、勉強になるわ〜ワタシ(^^)←講師ではなくて受講生になっている。 |
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柿渋の作品を前に技法や性質等を語り合う |
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絞りを重ねる![]() そして私の前には、参加者の木綿布に豆乳で模様を描いてマリーゴールドで染めたハンカチが広げられ、・・・「豆乳描き」これも成る程!私は、したことが無かった・・・。う〜〜〜ん、面白い。(私、受講生^^;) |
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絞りの重ね染めの話は尽きない |
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その間も能登上布の専門男性の話、濃い染め処理の話、糸染めの話、等々。お〜〜ぉい、10時過ぎても話が終わらない・・・。 2日目は仕上げ |
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青花で下絵を描き抜染糊を置く |
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蒸しを20分間説明をする能登の手 右は蒸し上がった作品 |
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【ローケツコース】は「脱ロー・蒸し」をしてアイロンを掛けてそれぞれ仕上げ。脱ローに使用するパークレンは少し加熱するのだが、これが臭い!少しガマンをして貰って、それを蒸し。家庭用の蒸し器でもハンカチくらいまでならば、市販の不織布で包んで蒸し露がつかないようにすると簡単に蒸しができる。これで強い染着状態になり、色素は水で洗っても落ちなくなる。 絞り、ローケツとも、皆さん良い出来映え!(^^ 「来年は、型染めをお願いします!」「えっ!?・・・あは、ハイ」・・・型染めはウチは・・・勿論できますが、補助的にしか使ってないんだよなぁ〜〜(^^;) というわけで、次回の予約も戴いて今回の講習会を終了。記念写真をパチリ!
皆さんお疲れさまでした。m(_ _)m |
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