2007/NotoNote
ここでは、草木染めや染色全般に関する疑問や実技について書いていきます。
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◆ 純粋な色を染める ◆ 草木染めは不純物も染まるから魅力ある色になる・・・という表現することもあるが、この言い方は微妙な感覚を残す。色素だけ染めるならば化学染料のほうが使いやすく染めやすく長持ちする。絹を草木染めすると確かに不純物も染まってくれる。だが、木綿は結構染まりにくい。そして、不純物も染まりにくい。絹と木綿、同じ草木の色を染めると、染まらない木綿のほうが鮮やかな色の場合もある。これが面白い。 ◆ 草木染めは染色の古典 ◆ 最近思うことで最もフィットする感覚は『草木染めは染色の古典』ということ。昔の染め方の中に原点がある。今は簡略に染めようとし過ぎるのと、人間が勝手に不自然なことを行う。手間を惜しまずに探すことが良いと思う。 ◆ 草木染めの基本とは? ◆ 草木染めの基本の染め方を質問されることがあります。趣味として楽しむ場合は色がつけば良い状態から、一枚の布=例えば45cm四方のハンカチをムラ無く染め上げることができれば良いといえます。模様をつけて楽しむ段階になると、どうしてもムラが気になりますし、染めた布をプレゼントする場合でも美しく染まっていたほうが自信をもって差し出すことができます。趣味の段階から、更に一歩進むには、もっと美しく、長持ちする方法で染めることを勧めています。 ◆ 図案の重要性 ◆ 染色一般、草木染めで模様をつける場合は予め図案を制作し工程の順番を確認し色彩計画を行います。目的とする模様を染め上げるためには偶然という形では出来ませんし、やり直しを出来ないのが布の上の染色です。 | ||||||
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