書道教室 2003年6月21日

ローケツ染め書道

草木染めというより、ローケツ染めの面白さを体験してもらう講習会.でした。

知り合いの府玻先生と書道教室の皆さんが我が家のアトリエに来られたのは、これで3回目だろうか・・・小人数の時も入れると4回目かな?

今回は総勢20数名・・・アトリエは満員状態(^^)

数日前の打合せで、皆さんには、あらかじめ書く文字の大きさや配置を紙に書いてもらい、当日はその下絵を見ながら木綿布の上にローで一気に書く。

最初は小さな布で少しだけ練習するけれど、すぐに本番!・・・皆さん、ちょっとビビります(^^;

でも筆さばきに慣れているので、のびのび書くことができ、「もっとゆっくり書いてください」と何度も言わなければならないのです。

加熱したローを筆につけ早く書かなければいけないのですが、早すぎるとローの乗りが薄くなり染料がカブル(染み込む)のです。染め上がった時にローをタップリ置いたところと薄く置いたところの差の変化がでます。ローがタップリ乗ると染料をはじいて生地の色のままに残るのです。

90cm×160cm程の大きさの木綿ノレンをインド藍で各自染めます。初めての方でも大丈夫。ローケツ染めの氷割れ(ヒワレ)も楽しみます。

数少ない男性の方が水仕事を請け負ったようで、けっこう大変そうでしたが、お陰で順調に染まりました。一人2、3枚書く人もいて総数26枚。並べるとすごいです。

乾燥後パークレンでローを落としてアイロンをかけて仕上げ、書道教室の皆さんの元へ届けました。紙の上に書くのとは違った喜びがあって皆さん嬉しそうでした。

秋の町民文化祭に全員出品するそうで、これだけの大きな作品が並ぶと、ちょっとスゴイかも。私も見に行こうと思っています。

能登の手

上から文字を書く府玻先生、皆で藍を染める、乾燥させている書道教室の皆さん

  

写真は左が府玻先生の書いた作品のひとつ。中はその一部のアップ。右は皆さんのを見ていた能登の手も書きたくなり、生徒さんの下絵の上から書いたもの。やはり見ているだけではつまらない(^^

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